森林&ハーブ

長野県小谷村の森林セラピーに行ってきました

二泊三日で長野県小谷村(おたりむら 人口3000人くらい)へ行ってきました。そのうち一泊二日は、小谷村の女性森林セラピストによる女性向け森林セラピー企画に参加。
http://otari-shinrin.com

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初日は雨飾高原の鎌池。
時々小雨が降りましたが、木々の葉が傘になり、下まで降ってきません。雨が葉にあたる音がさらさらと聞こえて多忙で乾き気味の心が潤っていくのを感じます。
セラピストさんがブナを、こよなく愛する方で、ブナへの想いや関わりを聞きました。話を聞いていると旅人はその土地の異邦人ですが、ブナの森が私にもホームのような安心感を感じさせてくれるような気持ちになりました。私がブナの森に心を開いたのでしょうね。

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次の日は栂の森と栂池高原。
いろんな森林に出向きますが、こんなに標高の高い森林は初めて。
標高が高い森は登ってたどり着くのが大変だろうと思っていましたが、村が標高800メートルくらいの位置にあり、標高1800メートルを超える栂池自然園やその少し下にある栂の森まで、ゴンドラでアクセスするため、登山できなくても気軽に高山の森林に入ることができました。
一般の人はゴンドラアクセスしか道がないのですが、それは植生を守る意図からだそう。

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キヌガサソウ

 

雨上がりの森は植物が生き生きとしていました。
たまに日が差すとその場の空気がキラキラした笑顔を見せてくれます。
さらに登り自然園では初めて見る植物たちに心躍りました。広い湿原と雪が残る遠景の山と高山の森は、低地の森林とはまったく空気が違って、異世界で、自分が生まれ変わるんじゃないかと錯覚するほどのインパクトがありました。

セラピストさんが用意してくれたおにぎりやケーキ、採れたてのくだもの(あんず)、ハーブウォーターを森の中や湿原でいただきました。
高地に慣れないためか立ち眩みが多く軽く頭痛がしていましたが、ハーブウォーター(ブラックミント)ですっきりしました。

じつは今回たまたま参加者が私1人で、私にとってはラッキーでした。マンツーマン(1日目と2日目でセラピストは変わりました)の森林セラピーは、セラピストが個別の心理カウンセリング的な空間や居場所を作ってくれて、森林が直接の癒し手になっていたのかもしれません。すこし心が疲労していましたが、再び自己肯定感が高まり、安定した感じです。ふわふわした足元が地に着きました。

宿の食事は地域のつながりや土地や森から仕入れた食材でその土地とつながる気がして美味しく嬉しかったです。なんか、愛情感じるというか…。
夜は近くにホタルも見に連れてってもらいました。

二日目午後は、塩の道をすこし朝散歩して、栂池ウッドチップロードも歩きました。
二日目夜と最終日は、森林セラピストとして、小谷村森林セラピストさんガイドさんや、それ以外の活動をされてる皆さんとの交流会に参加して有意義な時間を過ごしてきました。